サロンケア・ホームケアに続く新たなジャンル、“オフィスケア”が美容業界の救世主に
働く女性にとって会社で過ごす時間は、自宅での活動時間よりもはるかに長い。オフィス時間で美と健康をケアする=“オフィスケア”を提唱する(株)T-CONCEPTIONの大久保朋泰代表と(株)CHARIS&Co.の藤木貴子副社長にお話を伺った。
(株)T-CONCEPTION
代表取締役 大久保 朋泰さん
大手医薬品メーカーにて最年少で役員になった経験を活かし、2 0 1 7 年に( 株)
T-CONCEPTIONを開業。健康と美容に関する製品の企画・開発・製造などを幅広
く展開する。
(株)CHARIS&Co.
取締役副社長 藤木 貴子さん
1996年に佐賀県佐賀市にエステサロン「ADORN(アドーン)」をオープン。サロン運営に加え、美容製品の輸入販売・開発・講習会を展開し、2019年に社名を(株)CHARIS&Co.に変更。2020年に発売した『V3エキサイティングファンデーション』が空前の大ヒットとなり、一躍時の人に。
「ADORN」佐賀店
骨にアプローチする「骨気小顔術」の施術のほか、豊富なメニューのなかから一人ひとりに合ったメニューを提案。お客様ファーストの接客と確かな技術が人気。
長時間過ごすオフィスで、効率的な“ながら”ケアを
編集部 “オフィスケア”について、詳しく教えていただけますか?
大久保朋泰代表(以下大久保) “オフィスケア”とは、ホームケア、サロンケアに続く、まったく新しいジャンル。働く女性が長時間過ごす職場での時間に、なにかを食べる、なにかを使ってケアすることを提案しています。
藤木貴子副社長(以下藤木) 働く女性にとって、もっともストレスが溜まり、時間に追われているのがオフィスでの時間。その“老化する時間”を活用してケアをしようという提案です。
大久保 “オフィスケア”で重要なのは、気軽にケアできて継続できること。
藤木 そうそう。何がなんでも“オフィスケア”をしなくちゃ! となったら、またそこでストレスが(笑)。チョコレートをおいしく食べながらケアするなど、“ながら”でケアできる時間や製品を提供・提案していくのが私たちの役割だと思っています。
大久保 そういう意味では、御社で発売して、大ヒットした『V3エキサイティングファンデーション』も“オフィスケア”にぴったり。
藤木 そうなんです。今まで、ファンデーションは隠すとか、まとうっていうカテゴリーでしたが、『V3ファンデーション』は、つけている間ずっとトリートメントできるスキンケアファンデーション。働いている8時間で、黙っていてもお手入れできる“オフィスケア”のトップランナーなんです。
大久保 一方で、対エステサロンで考えても、“オフィスケア”はとても価値があると思います。つまり、美容市場のなかでは“オフィスケア”のジャンルはゼロに等しく、まさにブルーオーシャン。販売したことがないカテゴリー、販売したことがない客層に提供できる新たなチャンネルとして闘っていけるんじゃないかと。コロナ禍で売上が下がった、顧客単価が下がったというサロンやエステティシャンにとって、元気の素になるのを期待しています。
藤木 自分が元気じゃないと、相手になにかを与えたり、伝えたりすることはできないので、お客様に美を提供するエステティシャンにこそ、元気になってもらわないと。〝オフィスケア〟は、エンドユーザーへのメリットはもちろん、私どものようなメーカーにとっても、エステティシャンにとっても、ビジネス拡大のチャンスだし、大きな可能性を秘めていると思います。
お問い合わせ
株式会社T-CONCEPTION http://t-conception.jp/
株式会社CHARIS&Co. https://charis-co.ne.jp/