遺伝子分析サービス『IDENSIL』でわかるリスクとは?【レポ】
遺伝子分析サービスを提供する株式会社グリスタから、業務用遺伝子分析サービス『IDENSIL(イデンシル)』が発売。業務用に特化し、検査結果に対する情報・解説を詳細にレポーティングしてくれるということで、さまざまな方面から注目を集めています。早速、編集部柴田が体験してみました。
遺伝子分析って何を採取されるの!? とドキドキしながら向かいましたが、検査方法はいたって簡単。DNA採取ブラシで口内をこするだけですぐに終わってしまいました。3~4週間で結果が返ってくるとのこと。
検査項目は目的別に「アスリート」、「ヘルスケア」、「シェイプ&ビューティ」の3つに分けられており、今回編集部が体験したのは、「シェイプ&ビューティ」の項目。
肌老化・頭髪の多寡・体脂肪・紫外線感受性など8つの項目についてリスクが遺伝子別に判定されます。カウンセリングでは、身に覚えのあることだけではなく、意外なリスクまで遺伝子レベルで解き明かされました。
■体脂肪リスクは「中」。満腹中枢の制御に難あり
まず、乙女的に気になってしまうのが体脂肪のリスク。結果は「中」でした。なんとも微妙な結果……。
細かく見ていくと、私はどうやら糖を蓄積しやすく、さらに満腹中枢の制御にも難ありなタイプということが判明。その代わり、糖の代謝とミトコンドリアの生成は問題ないようで、運動している限りしっかり消費できるので特に気にしなくても大丈夫とのことでした。
ただ単に体脂肪がたまりやすいということだけではなく、細かい遺伝子の特長を説明してもらえるとリスクを減らすために何をしたらいいのかわかりやすいなぁと納得。
■スポーツ少女時代がどう影響するか?紫外線感受性リスク
そして一番ビクビクしながら結果を待っていた紫外線感受性のリスク……。スポーツに明け暮れ、尋常ではない量の紫外線を浴びていた学生時代を思うと気が気じゃなかったのですが、なんとリスクレベル「低」!
遺伝子の特長としては、しみ・そばかすなどができにくく、網膜の損傷リスクも低いということらしく。「なるほど、思っているほど将来を憂うことはないのかもしれない!」と舞い上がっていた私ですが、生活環境によって影響は変わっていくのでUVケアなど気を付けていきましょうとしっかりクギをさされてしまいました。
(実は検査時に、“生活チェック”というものも一緒に行なうのですが、そのセルフチェックの結果、生活面ではリスクレベル「中」となっていたのです。)
■遺伝子の結果をカウンセリングに生かすための研修も用意
結果は冊子になって手元に届きます。遺伝子の特長やリスクレベルのほか、結果に基づいた運動や栄養に関するアドバイスも記載されており、これからの生活において、どのようなことに気をつけなければならないかが、よくわかる仕組みになっています。
遺伝子の特長を知ることで、施術前のカウンセリングや店販品をおすすめする際の説得力が生まれると思いました。また、導入企業・店舗への研修やエンドユーザーに対する直接の説明会に力を入れている点も、魅力です。すでにエステティシャンにも研修を行ない、施術メニューのマニュアル化に対するサポートも行なっているという同社。徹底的に自分の体を知るスペシャルパッケージとして『IDENSIL(イデンシル)』の導入を検討してみてはいかがでしょうか!
取材・文 柴田彩瑛(エステティック通信編集部)