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国策を意識した経営脳の構築

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「楽しく痩せる」ことで美しさを手に入れる
美容を通じて予防医学を広げていきたい

 

柴山 奈々氏

株式会社シーバーズ
痩身・フェイシャルサロン ファビュラス
代表取締役社長

 

 

2010年に西麻布でエステサロンを開設した後、2015年に五反田へと移転し、痩身・フェイシャルエステサロン「ファビュラス」を開店。一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイド施術で人気を集める。また、日本痩身美容協会主催「やせる家庭教師」理事・遺伝子カウンセラーとして、健康で美しい体づくりのほか、技術・機械に頼らないサロン経営のためのアドバイスも精力的に行なっている。

 


 

徹底した意識改革でお客様との信頼関係を構築

 

新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言発出中、弊社は悩んだ末に休業することなく施術を提供することを決断しました。その理由は「今までと同じスパンで施術を受けたい」「自粛期間中にきれいになりたい」というお客様からのご要望が予想以上に高かったためです。営業にあたっては、密にならないよう予約の間隔を広く取る、徹底した消毒を行なうなど、考えられる対策はすべて取り入れました。おかげさまで、大きな問題が生じることもなく、コロナ禍前後で予約にも売り上げにも大きな変化もなく施術を続けられていることに本当に感謝しています。

 

弊社サロンは3室しかない小さなサロンということもあり、一人ひとりの状態、例えばセルライトの状態や脂肪のつき方、どんな原因で太ってしまったのかなどを見極め、最適なメニューをご提案する「オーダーメイド施術」を得意としています。お客様と向き合い、会話の機会も多く、応対するスタッフの人柄も重要となるため、入社直後の研修では技術以上に「価値観の共有」に多くの時間を割きます。そこでは、お客様は1回の施術で旅行1泊分くらいの金額をお支払いされるため、その“重み”をしっかり認識し、その価値に合ったサービスをご提供しなければならないのだということを伝えています。今回、コロナ禍の不安定な情勢にあってもお客様が通い続けてくださったのは、お客様との信頼関係を築いてこれた成果ではないかと思っています。

 

「正しい知識」を見極め、楽しみながら健康で美しく!

 

また、今年の10月にはうれしいことに、所属している日本痩身美容協会が主催する「やせる家庭教師」の理事に就任しました。当協会がめざしているのは、ヒトが“痩せるしくみ”を提示し、お客様に楽しみながら健康にスリムになっていただくこと。小さな「痩せる習慣」を積み重ねることで、無理なく結果へとつなげていこうという手法です。言い換えれば、目標達成までの脚本を提案してあげるイメージですね。

 

このプログラムをお客様と取り組む過程においては、どうしたら「楽しいもの」としてダイエットに向き合ってもらえるかを知るといった、心理学的な要素も絡んできます。実はこの「人をどのようにしてやる気にさせるか」という視点こそ、サロンを経営するうえで非常に重要なこと。エステティックサロンは技術があれば比較的簡単に開業できますが、経営を継続できずに閉店してしまうケースも少なくありません。それは優れた技術、人気のマシンはあっても「それをどう生かすか」ということに意識が向いていない方が多いからだと思っています。こうした状況を少しでも改善するためにも、来年は「やせる家庭教師」の活動にも力を注いでいきたいですね。巷にあふれるダイエットに関する情報の中から「正しい知識」を見極め、健康で美しくなるためのお手伝いをしながら、さらには美容を通じた予防医学にも貢献していきたいと思っています。

 

 

 

「やせる家庭教師®︎」はサロンでの施術やカウンセリング能力がアップ。
「経営脳」に切り替え、心理学要素もあるためコーチング能力も習得できると柴山氏は語る。