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業界を元気にしたい

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これまで培ったVAN -VEALブランドを
パートナーシップとともに広く国内外へ

 

宮本 裕司氏

株式会社ビ・メーク 代表取締役
日本エステティック業協会 常務理事
株式会社レノファ山口(サッカーJ 2リーグ)社外取締役

 

 

1983年広島店をオープン。2店舗目の山口県・徳山店を皮切りに、1992年より全国へ店舗展開を開始。現在ではハイレベルな手技を中心としたトータルエステティックサロン「VAN-VEAL」を全国に拡大。2021年からは国内外へオリジナルのビジネスモデルのFC展開を行なう予定。独自の販売システムを有するオンラインショップも運営し、オリジナル化粧品ブランドの一般販売も強化した。

 


 

サロン運営と並行し、来店に頼らない売上モデルの確立を

 

弊社が運営するトータルエステティックサロン「VAN-VEAL(ヴァン・ベール)」は、現在全国に直営店を展開しています。今回のコロナ禍では「お客様もスタッフも絶対に感染させない」という決意で、早い段階から休業しAEAやJEOの方針に則った感染予防策を徹底するほか、日々変動する全国感染者数を基準とした独自の「社内アラート」を設け自主的な対策も講じています。さらに、サロン運営と並行して物販・ホームケアの部門を強化し、来店だけに頼らない売上モデルの確立を目指しています。

 

また、この物販に対応するコールセンターのスタッフも皆エステティシャン経験者のため、今後のコールセンター業務はお客様一人ひとりの美容を支えるアドバイザー的役割を担っていくものと考えています。

 

 

直営店の展開と、FC展開による業界全体の発展を目指す

 

2021年からは「VAN-VEAL」のオリジナルビジネスモデル「ブライダルエステ」を中心としたFC展開(FC契約といっても店舗名は変えずに行なうシステム)をより積極的に行なうことを計画しています。その足がかりとして現時点で直営店のない都道府県・海外へのFC出店を開始しています。すでに稼働している国内店舗ではブライダルエステの集客が向上、通販ビジネスモデル導入により売り上げがUP。海外FC店舗では日本式エステが競合店との差別化になるなど、当社と契約店の相方にとって手応えのあるスタートとなっています。技術においてもこれまで築き上げた本部の教育システムを元にエステティシャンの育成をバックアップすることで、お客様により高い技術と満足度を還元していきたいと考えています。

 

サロンを利用する年齢層は幅広く、美容の目的は多岐に渡ります。ますます多様化・複雑化していく需要に応えるには、エステティシャンは高度なテクニックはもとより、豊富な知識や人間力も求められます。そのような中での人材の確保と育成は大きな課題と言えるでしょう。弊社では社内研修制度や資格取得のサポートなど、スタッフが学び、成長できる体制を整えているほか、産休・育休が取得しやすい社内ムードを大切にし、女性のライフステージに寄り添う職場環境づくりにも努めています。実際に産休・育休後の復職率は高く、子育てをしながら働いている先輩が身近にいることは若手スタッフへの安心感やモチベーションにもつながっています。

 

最後に、美容業界全体のテーマとして、今後はエステティシャンの価値の向上がとても重要だと考えます。それには、資格認定を含めたエステティシャンの労働環境の向上が必須。人口減少に合わせて外国人雇用もこれからは必要になってくるでしょう。業界活動を通じて、そういった諸問題に貢献していきたいと考えています。

 

 

 

もともとは伸び悩んでいる個人サロンからの相談を受け、その支援というかたちでスタートしたというFC展開。
当初から変わらない“力になりたい”という気持ちを原動力に、現場オーナーと力を合わせてサロンを展開している。