一般財団法人ICAM日本支部は、2015年10月19日（月）・21（日）の両日、ICAMフランス本部会長ギレンヌ・ルボー氏を講師に招いた『エステティック特別セミナー』を開催した。

第1部では、フランスにおけるエステティック基礎理論（肌分析）、エステティシャンに求められる資質・心得、フランス国家資格に見るエステティシャン資格の意義などを、フランスにおけるエステティック資格の最上位であるBTSの試験官を30年に渡って務めているICAMフランス本部会長ギレンヌ・ルボー氏より解説。ルボー氏は、試験官としての視点から「資格試験とは、エステティシャンが備えなければいけない資質と技能を測ることである」ということを強調した。

また、皮膚分析や肌別トリートメントの講義では、細かな項目までを詳しく解説された。参加者は、すでにエステティシャンとして活躍している方たちがほとんどだが、具体的に示されたポイントを熱心にメモしていた。

第2部では、ICAM日本支部エステティック部門長 大橋千鶴子先生によるデモンストレーション型の講義が行われ、エステティシャンの技能を測るポイントをICAMライセンス試験における注意事項として解説された。また、通信講座システムを利用した学習方法を説明し、正解を得ることだけではなく、「なぜそれが正解なのか」という問いに答えられるよう、設問に提示された不正解を理解することによって、正しい知識を得ることの重要性を述べた。

マッサージデモンストレーションでは、フランス流手技を説明し、ライセンス試験で見るポイントと、その意味を解説した。受講証明書を受領した参加者からは、とても有意義だった、勉強になった、などの声が寄せられた。

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