「原液美容液」ってやっぱり優秀?
近年話題となっている「原液美容液」。「原液」という言葉の響きでよさそうなイメージがあるかと思いますが、一般的な美容液との違いはご存知でしょうか?
今回は、株式会社協和が発表した日比野佐和子医師(医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長)のコメントをもとに、原液美容液とその自分に合った取り入れ方を解説していきます!
「原液美容液」とは?
「原液美容液」とは、定義は難しいが、基本的に希釈されていない美容成分を使用している美容液のことを指す。ただ、成分濃度が高いと”高級コスメ”と思われがちだが、少量でも効果を得られる可能性が高いので、むしろリーズナブルだという側面も。
悩み別 おすすめ「原液成分」
1)「肌に透明感がほしい」という人は…プラセンタ
プラセンタは「胎盤」のこと。胎児が育つための成長を促す成分をふんだんに含んでいる。ビタミン、ミネラル、たんぱく質、核酸など、胎盤の栄養成分を人間の肌が恩恵を受けられるかたちに精製したものがプラセンタエキス。高い活性力を持つプラセンタエキスを原液で取り入れることで、本来の輝きをサポートしてくれることが期待でき、透明感が期待できる。
\プラセンタ おすすめ化粧品/
『プラデュー アクロス』
株式会社ユニバーサル トランセンド プランニング
2)「肌にハリを持たせたい」という人は…プロテオグリカン
乾燥肌をうるおわせるといわれるヒアルロン酸と、同等以上の保水力を持つのがプロテオグリカン。うるおいが長時間継続するという実感を得る方も多く、肌にハリと弾力を与えリフトケアが期待できる。
3)「ハリ・弾力・うるおいケアをしたい」という人には…コラーゲン、ケイ素
コラーゲンはたんぱく質の一種で、人間の皮膚の70%がコラーゲンでできているともいわれるほど。しかし、コラーゲンは年齢とともに減少・劣化するため、これが年齢とともに肌あれやクスミ、小ジワなどの原因に。コラーゲンを直接肌につけることで補えるのがコラーゲン原液だ。
ケイ素は土壌や植物、水などに含まれる天然のミネラル。体内で生成することはできないが、コラーゲンの生成を助け、肌にハリをもたらすとともに、肌のバリア機能を高める働きがある。
\ケイ素 おすすめ化粧品/
『シリカセラム100』
株式会社リンクス
4)「肌のキメが気になる」という人は…セラミド
セラミドは、肌の表皮に存在する肌を守るのに最も重要と言われる成分の一つ。敏感肌の方はセラミドが不足することが原因であるともいわれている。セラミドは、「使用したあとの変化を実感しやすい」という方が最も多い成分でもある。
5)「積み重なる年齢肌の悩みをなんとかしたい…」という人には…ヒト幹細胞培養エキス
ヒト幹細胞が分泌した、コラーゲンやヒアルロン酸など皮膚組織に欠かせないたんぱく質や、成長因子(グロースファクター)、サイトカインなど生理活性物質が豊富に含まれている。そのためヒト幹細胞培養エキスを直接肌に塗ることにより、肌の角質層深くにまで働きかけ、肌の奥から輝きを生み出す。
\ヒト幹細胞培養液エキス おすすめ化粧品/
『琉スパ プラチナ美容液』
株式会社ポイントピュール 販売事業部 琉球コスメハウス
『ヒューマステメル セヴン アフター セラム』
株式会社ドクターセレクト
6)「お肌が弱りがち…敏感肌になってきた」という人は…LPS(リポポリサッカライド)
玄米や明日葉、ワカメやメカブといった食品からも摂取でき、免疫力に関わる成分として認識されているLPSは、肌の免疫力も高めてくれる効果が期待されている。肌が疲れやすかったり、ダメージが出やすかったりするという方にもおすすめで、肌が弱っているときでも取り入れやすい原液の一つ。敏感肌の方にはアレルギー物質の少ない無農薬由来の成分を使用したものがおすすめ。
\LPS おすすめ化粧品/
『リアボーテ グランスキンシリーズ』
BEAUTE DE LABO株式会社
「原液美容液」は自分の肌に合う成分が見つけやすい!
原液美容液は成分がとてもシンプルで余分な成分を含まないため、敏感肌の人にもおすすめしやすく、成分自体が自分の肌に有効か否かを見極められるという大きなメリットを持つ。
自分のめざす理想的な肌の実現のために、何種類かの成分に特化した「原液美容液」を試してみては?
文 金子美帆