“新美容”としての切り札。化粧品、トリートメント、サプリのほかに「食」としてホームケアを支える要注目のスーパーフード。プロのためのファスティングや食育など、健康を意識した美容がトレンドです。その最先端がスーパーフード。栄養価が高く、美容にも優れたものばかりなので、プロがチェックしないわけにはいきません。ホームケア指導の一環として活用するために、まずはトレンドをさらっとおさらいしましょう。

「食」から始める自分磨き

今や足りない栄養素をプラスする食事やサプリメントだけではなく、体のために「食べない期間」をつくるファスティングも美容のカギ。「口に入れるもの」が美を支えていることは、女性の誰もがイメージのつくことだと思います。トラブルにはそれぞれ違った原因があり、「どうして」と疑問を持つことはとても大切なことです。トラブルを隠すことで解決するのではなく、なぜそうなったのか原因を知り、自分で根本をケアする方法を知ることや予防がこれからのホームケアです。最近話題のスーパーフードも、そういった側面からブームになり、広く周知されてきました。

スーパーフードというと海外の聞き慣れないフルーツや種子を思い浮かべるかもしれませんが、ソウルフードと呼ばれるナッツやドライフルーツ、そして日本人が昔から受け継いできた糀や納豆、お味噌などの発酵食品も立派なスーパーフード。毎日の生活には一石二鳥な食材を取り入れたいですよね。そういう意味では、スーパーフードは最高な食材です。

私はその場しのぎにならず、トラブルケアのその先を考えた美容法、それが「食」だと思っています。これからのホームケアの一環として、サロンが広めていくべきTIPSではないでしょうか。化粧品やサプリメントに頼り過ぎなくてもよい美容法があることを、まずはスーパーフードから始めてみてはいかがでしょうか。

お話をうかがった方

浅利　真妃さん
美肌食育教室主宰、ビューティーフードスタイリスト、コスメコンシェルジュ、エキスパートファスティングマイスターなどを保有。食の専門スクールにて、インナービューティー講座をプロデュースする。またビューティーサロンプロデュース、化粧品PR・ブランディングでの経験を活かしビューティー企画、インナービューティーセミナーを開催。