特定非営利活動法人日本エステティック機構（東京都千代田区、理事長 福士政弘）は、2017年5月24日（水）、剛堂会館ビル（東京都千代田区）にて『経営者・管理者講習会』を開催した。

今回のテーマは「クレームの実例と関連法令を学ぶセミナー」。
始めに、藤田謹也法律事務所の小林豊弁護士より『サロン運営に必須の関連法令について』と題した講義が行なわれた。

講義では、主な関連法規である【薬務関連、保健医療、経済行為、生活衛生、消費生活、労使関係】の中から、経済行為と労使関係を中心に解説。
特定商取引法は2009年に改正され、エステティックサービス契約は特定継続的役務提供契約法が適用されるなど、見落としてはいけない法令などについて詳しく説明された。

次に、独立行政法人 国民生活センター 相談情報部相談第2課課長補佐 丸山琴野氏より「エステティックサービスび関する消費生活相談について」 の講義が行なわれた。

丸山氏は、エステティックサービスに関する相談の概要を、過去のデータをもとに解説。
エステティックサービスの相談件数で特に多い種類は、脱毛エステ。次に痩身エステ、続いて美顔エステという結果が出ている。また、光脱毛や電気脱毛による火傷の事例を挙げ注意喚起を行った。
加えてHIFU施術に関する危険性についても解説した。講習後の質問タイムでは、沢山の質問が投げかけられ、参加者の関心の高さが伺えた。

最後に、特定非営利活動法人日本エステティック機構 事務局長 高橋博忠氏が現在のエステティック市場と、JEOエステティックサロン認証の概要と申請について説明。
全体を通して、業界の課題が見えた講習会となった。

次回「経営者・管理者講習会」は2017年11月、東京・大阪にて開催予定。
・「経営者・管理者講習会」詳細ページ　https://esthe-npo.esthe.school/

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