100年先の土台となる1年にしたい
「手広く事業を展開し
100年先のマッコイの
土台となる一年にしたい」
株式会社マッコイ
代表取締役 新居 理恵氏
【Profile】 Rie Arai
大手企業に勤務後、赤字企業を黒字に減じさせるプロジェクトに多く従事。某エステ店の経営改革に携わったことをきっかけに、2005年、マンションの一室でエステティックサロンを開業。化粧品製造販売業、スクール運営と事業を広げる。2018年『皮膚ねじりダイエット』を出版、好評につき増刷を果たした。
みずから学び新たな挑戦を進めていく
昨年は、私自身の「学びの年」でした。エステ業界だけではない大手企業の方たちと交流会をしたり、ウェブまたはネットワークビジネスに秀でた人たちのお話を聞いたり、未知の世界を学ばせていただきまし
た。社長が学び挑戦しないと、毎年同じことの繰り返しになってしまいます。もちろんこれは素晴らしいことでもありますが、やはり会社の未来のビジネス展開を考えると、社長発の挑戦が必要だと考えています。
そして、昨年はもう一つ、「ほったらかし経営」を実践してみました。これは私がビジネス展開で頻繁に海外に行くためです。社員たちは最初こそ戸惑っていましたが、そのうち一体感が生まれ、一人ひとりの責任感で判断できるようになり、私がいなくなってもマッコイとして継続していけるくらいに成長してくれました。おかげで過去最高売り上げを達成することができましたし、『ノンF』という名前でOEMしてくださる大手企業も増え、認知度も上がってきたと感じています。今年からは未来へのステップとして、会社規定の見直しなど、違う側面から冷静に査定してもらうために外部役員が入ります。社員たちが「井の中の蛙」となってしまわないために、外部役員が入ることで違う考えも受け入れることができるようになり、今後、多国籍の人たちが入社してきても、自分の場所、自分の考えがどこにあるのかがしっかりとわかるようになってくるのではないかと期待しています。
マッコイ初の機械が登場! 化粧品分野も“攻め”姿勢
2020年は中国に向けて大々的にデリケートゾーンケアの機械を出す予定です。マッコイ初の機械で、“女性のための”というコンセプトで展開していこうと考えています。日本人はデリケートゾーンのケアについて、興味はありながらも、どうしても大っぴらにはしにくいような傾向があると思います。しかし中国では、デリケートゾーンをつねに清潔に保つことはもはやスタンダード。そのことプラス膣ケアという切り口で、リズム株式会社とのコラボ製品である『デリケット』と一緒に展開していこうと思っています。現在、日本でのデリケートゾーンケアの浸透具合は緩やかながら、『デリケット』を愛用してくださっている方からは「気になっていた匂いが解消された」など、私たちがめざしていた“女性のためのもの”ということが実感できるようなお声をいただいています。また、よい菌だけを残す特長や防腐剤フリーといったナチュラル性が相まって、「顔に使ったらよかった」など、デリケートゾーンとは違う部分で活用されていることもわかりました。そこで昨年、『トップスキン』というスプレーローションをリリースしました。普段のお手入れの最初にプラスワンしてお使いいただくほか、サロンで施術の前に使えば化粧残りや毛穴の汚れが取れ、クリーンな状態で施術ができます。そうした安心感を与えるアイテムの一つとしても好評をいただいています。
今年めざすのは100年先のマッコイの土台を築くこと。今のビジネスだけでなく、どんな方向からでも展開できるよう、EC事業部があり、海外事業部があり、全国展開する製品があり、OEMができる部署がありと、手広く対応できる環境が整いつつあります。今年3月には、新ブランド『マクセリー』についての盛大なパーティも控えています。これまで弊社は痩身クリームやボディに特化したものがほとんどでしたが、今度は化粧品分野を攻めていくため、『マクセリー』の化粧品シリーズを発表する予定です。海外展開でいうと、中国・台湾・シンガポールのほか、昨年末にはベトナムでも大きくビジネス展開していけるという感触も得ました。日本の美容業界は世界からも非常に注目されています。世界との交流の発展に、マッコイもお手伝いをさせていただけたらと思っています。
株式会社マッコイ
有用な美容成分を新技術で惜しみなく取り入れるという信念のもと化粧品開発・販売を行なうほか、スクール事業を展開。世界特許技術・イオン化ミネラルを採用した『ノンF』シリーズをはじめ、ボディメンテナンスアイテムを多くそろえる。「筋膜リリース」や「軟部組織リリース」など同社発の手技も多数。