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それぞれの”得意”を伸ばし、人としての成長もサポート

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「それぞれの”得意”を伸ばし

 どんな場所でも通用するような人としての成長もサポート」

 

 

 

 

株式会社ブルーム

エステティックサロン「美u・p-SHOP」「美肌専科るるる・・」「my beaute」

常務取締役 佐野 睦氏

 

【Profile】 Mutsumi Sano

高校卒業後、美容業界へと進み、19歳でエステティシャンに。株式会社ブルームのマネージャーとして、多くの後輩エステティシャンの育成・教育に従事した後、2014年に常務取締役に就任。現在、東京・神奈川を中心に13店舗のトータルエステティックサロンを運営するかたわら、「美容業界に身を置く最大の魅力は、美に関する最先端の情報が入ってくること」と、つねに最新の技術・情報収集を怠ることなく、現場でお客様の施術にあたることも。

 

 

 

人として、女性として成長するための教育を


 

-現在、関東を中心に13店舗のサロンを運営されているそうですが、

 どの店舗も長く通われているお客様が多いそうですね。

 

佐野氏 ありがとうございます。弊社が横浜に最初のサロン「ビュップショップ 横浜本店」を開いたのは約25年前のこと。以来、東京・神奈川を中心に店舗数を増やし、今では「美肌専科るるる・・」「マイボーテ」など3ブランド13店舗を運営するまでに成長させていただいております。特に人気が高いのは、「毛穴レス」「エイジングケア」のメニューをそろえたフェイシャルメニューですが、近年は人気マシン『ハイパーナイフ®』を用いた痩身メニューを充実させています。また近年、「美肌専科るるる・・」の関内店では、年齢が現れやすい目もとのケアに特化した「目の美容院」加盟店として大変好評をいただいております。ブランドによってご提供するメニューに違いはあれど、どの店舗も長く続けて通ってくださるお客様が非常に多く、お客様とスタッフとの距離が近いのが当グループの特徴、よいところだと思っております。実際、入社したばかりのスタッフがお客様とのコミュニケーションを通じて多くのことを学び、エステティシャンとして成長させていただくというケースがたくさんあり、本当に感謝しております。

 

 

-長く通われるお客様が多いのは、どのような点に理由があるとお考えですか?

 

佐野氏 エステティシャンは「人対人」の仕事ですから、弊社では入社が決まったスタッフに、技術と並行して、マナーや電話応対、お客様のお話を聞く姿勢を学ぶ「心得研修」など、11項目にも及ぶ研修を用意しています。あまりにも細かく厳しい内容に「ここまでする必要があるのか」という意見もありましたが、サロンに来店されるお客様は、私たちが思う以上にエステティシャンのおもてなしの姿勢や細かな立ち振る舞いにまで目を向けています。笑顔やマナー、おもてなしの心がしっかりと伝われば、お客様にもきっと「また来たい」と思っていただけると思うのです。そういう点から考えると、やはりしっかりとした研修によってこまやかな心配りや立ち振る舞い、マナーを身に付けていることも、お客様に選ばれている理由の一つになっているのではないでしょうか。

 

 

 

技術チェックも定期的に行ないレベルアップをはかる。

 

美u・p東戸塚店。アジアンリゾートを感じる店内は、お客様のリラックスを誘う。

 

 

 

やる気と自信を引き出す多彩な評価制度を導入


 

-スタッフの育成という面では、ちょっと変わった評価制度も導入されているそうですね。

 

佐野氏 弊社ではインターンからエスコーター、副主任、主任、その後、トップエステティシャン、スタッフの育成を担うインストラクター、マネジメント力を伸ばす副店長・店長と3つのキャリアプランがあり、一人ひとりのがんばりに応じてステップアップできる昇格制度を導入しています。エスコーター以上のスタッフは、毎月1回会議に参加し、今後の運営について意見を述べることも可能になるため、入社後、まずは「エスコーターになって、会議に参加する」ことを目標に掲げるスタッフも多いですね。また、年に2回の全社会議では、優秀な成績を収めたスタッフの表彰式も行なっています。しかし、そこで表彰するのは、単に高い売り上げを達成したスタッフだけではありません。例えば、圧倒的な施術数・顧客獲得数を誇る人を称える「働き者大賞」や、スタッフの教育やマネジメントで力を発揮した人を表彰する部門もあります。このように表彰する対象・部門を広げたのは、それによって「これならがんばれる!」という目標を見つけてもらい、自分への自信につなげてほしいと思ったから。実際、人それぞれ「営業トークは苦手だけれど、素晴らしい技術力を持っている」「技術は伸び悩んでいるけれど、店舗スタッフをまとめるマネジメント力がある」といったように長所と短所を持ち合わせているもの。それを“売り上げ”という一つの基準だけで評価してしまっては、あまりにももったいないと思うのです。だからこそ一人ひとりの長所を伸ばし、「得意」を生かして働ける環境を提供することが大切だと考えています。

 

 

 

株式会社ブルームのスタッフたち。長く働き続ける先輩スタッフをモデルに、
日々やりがいを持ってイキイキと働く。

 

 

 

「スタッフは家族と同じ」 その想いが制度も変える!


 

-スタッフの方が「得意を生かして働く」ために、

 どのような施策を講じてらっしゃいますか?

 

佐野氏 弊社は、スタッフが得意を生かし、長く働きやすい環境を作るためには、今ある組織や仕組みも変える、そんなフレキシブルな一面もあります。事実、これまでも人に教えることが得意なスタッフの能力を生かしたいと「インストラクター」の役職を創設した実績もありますし、エステティシャンから「得意」を極めた結果、取締役にまで昇進した者もいます。人にはそれぞれ、得手・不得手がありますよね。サロンで働くスタッフみんなの「得意」を掛け合わせると、一つの目標に向かって各々が力を発揮します。その力を発揮できたときに得た「やりがい」によって自分に自信が持てれば、自然と苦手だった部分も伸びると思うんです。私たちには、せっかくご縁があって出会った仲間に「このサロンで働くことができてうれしい、成長できている!」という実感を持ってもらいたい想いがあります。今ある組織や規則に当てはめるのではなく、本当に必要であればそれらを変えてでも、人として、女性として輝ける場を提供していきたいと考えています。

 

 

-10年、20年と長く働き続けるスタッフが多いのも、

 この居心地のよさ・働きやすさにあるのですね。

 

佐野氏 そうですね。弊社は一部のサロンを除いてこの業界では珍しく、日曜日を定休日としています。またGWや年末年始なども店舗自体を休みにしていますのでしっかりと休暇を取ることができます。休日にしっかりとリフレッシュできれば、毎日の業務にも、より真剣に打ち込めるのではないでしょうか。弊社の強みは長く働き続けているスタッフが多いこと。ライフスタイルが変わっても無理なく働けるよう制度が整えられ、また「こういう働き方もある」というモデルケースもたくさんあります。今後もそのノウハウを生かしながら、さらに「働きやすい環境」を追求していきたいですね。エステティックの仕事は、つねに美と健康に関する最先端の情報に触れることができる、女性にとっては魅力の多い仕事だと思っています。また、マナーや人との関わり方はもちろん、定期的に研修を行なうなど、学ぶ機会も多いので、つねに意識を高く持ち続けることができ、社会のどんな場面でも活躍できる“人間力”を磨くこともできるはず。さらに弊社は、今後は自社製品の開発・販売の推進や、より幅広い年齢層の方にエステの魅力を知ってもらうために「メンズエステ」や「ティーンズエステ」の展開にも取り組んでいく予定です。これからもスタッフ一同、力を合わせ、多くの方にご満足いただけるサービスのご提供に努めていきます。