中医学から見た体質の見極め方を講義。チャクラ美容勉強会レポート
一般社団法人日本チャクラ美容協会(東京都中央区、理事長 飯尾憲子)は、2019年3月5日(火)「第13回チャクラ美容勉強会」を都内にて開催した。
飯尾憲子氏
チャクラ美容とは、表面的な施術だけではなく、陰陽五行、リンパケア、経絡経穴など、、体の内側のエネルギーレベルからアプローチする美容メソッド。東洋医学の「気・血・水」の考えや気の流れ、西洋医学の解剖学やリンパなどあらゆる要素を取り入れ、約3年の月日をかけ開発された。理事長である飯尾憲子氏は、ビューティワールドジャパンなどの展示会メインステージでも、その技術を披露している。
この日の勉強会には、エステティシャンをはじめ美容師、栄養士、看護師などさまざまな業種の方が参加。
中医学から見た体質の見極め方からスタート
前半は、漢方未病治療センター長で、辻仲病院柏の葉にて漢方内科を担当する医師 喜多敏明氏を講師に招き、「中医学から判断する体質の見極め方」に関する講義が行なわれた。
喜多氏はまず、人間の体のメカニズムについて説明。その上で、体質の見極めについての解説があった。中医学の「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の考えをベースに、 体質を6つに分類するのだが、今回の講義では、特に【虚証タイプ】【実証タイプ】の見極め方を紹介した。
次に、体内の「毒」と体質の関係についても、この2タイプの例を挙げて解説。
【虚証タイプ】は、胃腸の働きが弱い・消化力が弱い・食欲がない・栄養が吸収されにくいという特徴があり、【実証タイプ】は、胃腸の働きが強く・よく食べ、よく動き・・・と真逆。
一見すると【実証タイプ】のほうが、毒がなさそうに思える。だが食が細く、下痢をしやすい【虚証タイプ】のほうが、自然とデトックスされている状態にあり、毒は溜まりにくいという。
さらに、「水毒」と「血毒」にわけ、そのメカニズムや特徴、自律神経との関係性、体質に合わせたエステティック施術例や食事での注意点などの解説があり、サロンや医療の現場で役に立つ確かな理論と知識を学んだ。
勉強会の後半では、ここ数年でヘッドマッサージが人気ということもあり、ヘアアドバイザー専門家を招いた「ヘアケア・頭皮ケアに関する講義」が行なわれた。エステティックのセミナーでは学ぶことが少ない、髪や頭皮ケアについて学ぶことができた。
協会では、今後も定期的に勉強会を開催。次回は、2019年6月4日(火)南海東京ビル地下二階会議室(東京都中央区銀座5-15-1)にて開催予定。
取材 永山泰子(美容経済新聞社)
構成 菅井美知子