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「根本改善」で美容業界全体をもっと活性化していきたい

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エステティシャンの育成や技術力の向上が急務

2024年に独立し、同年12月に新会社であるRe Nouriche(株)を創業。新会社では、製品や機械の開発はもちろん、コンサルタント業にも力を入れていく所存です。

昨今、お客様の「エステサロン離れ」が深刻だと言われており、その原因として、美容クリニックの低価格化が挙げられています。ですが、私はそれだけではなく、エステティシャン自身のカウンセリング力や技術力、知識力の低迷こそが一番の理由なのではないかと感じています。

そのため、新会社では、私が代表理事を務める(一社)日本統合医療セラピスト協会と連携し、技術指導やカウンセリング・集客・サロン運営・教育など、さまざまな講習会の開催をスタートしています。以前も、導入サロン様のみに講習会を実施していましたが、新会社では誰でも参加できる機会をつくっていきます。

また質の高いエステティシャンの育成のため、学校法人の高校にエステ専門科を設立。来年4月から1年はモデルプランとし、2026年4月から生徒募集を始める予定です。

これらの活動を通じて、エステティシャンの質の向上や美容業界の発展に寄与していきたいです。

 

化粧品開発・サロン運営プロジェクトが続々開始

弊社は立ち上がったばかりの新会社ですが、すでにさまざまなプロジェクトが進行中です。最初に皆様にお届けできそうなのがオリジナル化粧品について。肌やバストケアのためには、まずは自律神経を整えるなど、土台をつくること、つまり「根本改善」が大切だと考えているので、そうしたコンセプトで製品を開発しています。なかでもメインとなるのが自律神経を整えながら結果出しをかなえる、バスト・ボディ・フェイス用美容液。そして、女性はもちろんのこと、男性にも使えるユニセックスの製品も発売します。

加えて、昨年末にプレオープンしたのが、今まで培ってきた技術にタイ古式の技術を加えたサロン。せっかくトリートメントにいらしても、体が凝った状態では、マッサージでほぐすだけで時間が経過してしまいます。事前に体の可動域を広げることで、スムーズにその後の施術につながるようなメニューを考案しています。バストの需要も高いので、膣ねぇこと山口明美さんとバスト&フェムケア専門店もコラボ。ドクターにも監修をしていただきますので、医療とエステティックの両立をかなえるサロンになりそうです。

さらに、まだ計画中ですが、韓国などで美容整形した方に向け、術後ケアやメンテナンスの専門サロンも空港と都内にオープン予定です。整形手術はダウンタイムのケアがとても重要ですし、手術を受けたとしても老化は避けられません。アフターケアの受け皿的サロンになるのはもちろん、やはり日々のケアはきちんとする必要があることを意識付けられるサロンにしたいと思います。

昨年末に出版した本にも書きましたが、会社としても私個人としても、最も大切にしているのが「根本改善」の考え方。2025年はこれをより重視し、エステティシャンの育成や技術の向上など、美容業界全体の未来のために尽力していきたいと思います。

 

Re Nouriche株式会社
代表取締役・青木 梨奈

学生時代に販売員のアルバイトをしたことがきっかけでフランス大手化粧品メーカーに入社。以降、メンズサロンの立ち上げ、バストケア化粧品・機械の開発など多岐に渡って活躍。2024年12月にRe Nouriche(株)を創業。著書に『キレイの逆説』(女性モード社)がある。

 

COMPANY DATA:
2024年12月5日創業。事業内容は、化粧品やドクターズコスメ・機械の開発・販売、講習会の開催、サロンの運営、コンサルタント業など。特に、エステティシャンの技術力やカウンセリング力向上のためのセミナー、集客力や発信力を向上させるためのセミナーなどに力を入れている。エステティックのみならず、医療、リラクゼーションなどとの融合で、美容業界全体の発展を目指す。