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正しい知識を教育し、真のプロフェッショナルを育てる

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不織布マスクの売上が好調今年はさらに普及を加速

2024年は前年に発売した『セラムヴィーナスカレント』をより多くのお客様に知っていただくため、展示会に出展したり、公式LINEを作ってさまざまなセミナーを始めたりなど、普及活動に奔走した一年でした。特に公式LINEセミナーに関しては、日中だけでなく、朝や夜にもオンラインで開催したのですが、多くのサロンオーナー様に加え、海外からもご参加いただき、かなり手応えを感じました。今後も2週間に一度の頻度で開催できるように継続していくつもりです。

1つの製品をきちんと成長させていくためには、3年はかかると思っていますので、2025年も引き続き、『セラムヴィーナスカレント』で勝負するつもりです。マイクロカレントとイオン導入が可能なこの製品は、お客様からの反応がとてもよく、納品したサロン様からは必ずリピートが来ています。エンドユーザー様からも「手軽に使用できるし、使いやすい」「実感できる」「週1、週2では必ず使いたい」というお声もたくさん届いています。ただし、「販売する弊社側のアピールが不足していた」という反省点も。その反省を踏まえ、昨年は3ブースほどの小規模で複数の展示会に出展していたところを、2025年は出展する展示会を吟味したうえでブース数を増やして、一極集中の方向で進めていこうと考えています。

 

正しい知識を持った“本当のプロ”を育てる

展示会で他社のブースを回ったり、セミナーを開催したりした際に感じたのは、化粧品メーカーはもちろん、勉強をしてきているはずのエステティシャンたちですら、「この化粧品の成分は角質層よりももっと深くまで成分が浸透します」などと間違った事実を伝えてしまっている方が多いということです。肌の仕組みとしては、表皮があり、その下に角質層があって真皮がありますが、角質層と真皮の間にはバリア層があって、化粧品成分は角質層のさらに下までは届きません。そこまで導入できるとしたら、注射をするかイオン導入をするくらい。ですから、化粧品の一番の役割はあくまで「皮膚の上でどのような働き方をするか」ということ。つまり保湿です。また年齢を重ねると肌が硬くなりますが、それは代謝が乱れることによって、角質が剥がれず、積み重なっていくからであり、その原因が血流不全なのです。

このように肌本来の仕組みを熟知していれば、肌のために必要なのは保湿と血流改善で、その血流改善のためには自律神経を整えることが不可欠だということは明らかです。ですが、実際には間違った教育を受けたエステティシャンたちが、お客様に間違った情報を伝えていることも少なくありません。エステティシャンは肌のプロフェッショナル。「正しい知識を持って、お客様に真実を伝えていかなくてはいけない」というのが僕の基本的な考え方です。このことは、セミナーでも伝えていますし、サロンに通っているお客様のためにも、今後も正しい知識を持ったエステティシャンの育成に力を入れたいと考えています。

 

ドクターセラム株式会社
代表取締役・𠮷川育矢

化粧品の原料を扱う会社に在籍中、シルクの有用性に魅せられ、健康食品として応用することに情熱を燃やすようになり、2005年に会社を設立。自社のシルク製品の普及をはじめ、医療カウンセラーやエステティックアカデミーの講師を務めるなど、医療・美容分野で幅広く活躍している。

 

COMPANY DATA:
ダイエットの基本である中性脂肪や血糖値の低下に着目したサプリメント『セラム・シルクフィブロイン』を主力製品に、『セラムアンジェ』や『セラムヴィーナスカレント』など、話題の製品を次々と発表。「お客様に満足いただける製品」「効果を実感していただける商材づくり」をモットーに、エビデンスに基づいた化粧品・健康食品の企画・製造およびOEM製品を実施している。