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社会変動のなかで迎えた「変革期」を新たな発展の足掛かりに

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株式会社ドクターピュアラボ
代表取締役・香山 ひとみ

 

1999年、アメリカにて肌再生理論を唱えるドクターが携わった化粧品の実力に感銘を受け、日本への輸出・販売を手がける。日本に帰国後、輸入会社を設立。2009年に株式会社ドクターピュアラボを設立。美肌再生を主眼とした『DRPL』シリーズ、予防美容のための『ベル』シリーズなどの高機能化粧品の開発・販売を行なっている。

 

 

働き方が変わっても人のつながりは変わらない


コロナ禍による影響が続き、弊社社員は2021年もリモートワークが中心。エステサロン様とのコミュニケーションもオンラインを活用する1年となりました。そんな働き方の変化もあり、長年、大阪・北浜に構えていた本社を、兵庫県芦屋市に移転することに。かねてから近くを通るたびに「素敵だな」と感じていた場所があったため、思い切って2月に移転の決意を固め、6月には実行へと移しました。急展開に驚く社員もいましたが、コロナ禍でも夢を持ってガラリとカラーを変えることができたのは、よい決断だったと思っています。

 

また、外出自粛期間が長く続いたことで、やはりどのサロン様も新規のお客様が減ってしまっています。そのなかで既存のお客様にどう働きかけるかを考え、弊社とサロン様、そしてお客様の関係を断つことなく、お客様が自宅で取り組むことができるケア法を提案。それをメールやSNSなどで発信することで、「お客様とのつながりを保つことができた」「新たなお客様の獲得につながった」などの声をいただくこともありました。これもすべてリモートワークのなかでも自主的に考え、がんばってくれた社員のおかげだと、本当に感謝しています。

 

 

すべての女性に向けて“今まで以上”を常に追求


製品に関することでいうと2021年には、10~20代前半の方に向けたスキンケアライン『グラン・ジュテ』を発表。それにより20~30代向けの『ベル』シリーズ、肌悩みを抱えた方に向けた『DRPL』シリーズと合わせ、すべての女性に対応するスキンケアラインが完成しました。10代、20代の若い方は肌悩みも少ないのかもしれませんが、若いときから“正しいスキンケア”を意識し、習慣とするのはとても大切なこと。ティーン向けアイテムということもあり、当初は弊社ホームページでのオンライン販売を中心に考えていましたが、サロン様から「取り扱いたい」という要望が多数寄せられるといううれしい誤算が。2022年はサロン様からの受注も受け付け、オンラインとサロンでの販売とを並行して行ない、さらなる認知・拡大を目指します。

 

さらに、2022年夏には業務用アイテムを一新し、『ホワイトビューティアッププロ』として、新たなスタートを切る予定です。これはドクターの知見を取り入れた製品づくりに取り組んできた弊社の強みを活かし、お客様により高い効果を実感していただくための改革。今後も今ある製品に満足することなく、より結果にこだわった開発を進めていくつもりです。

 

コロナ禍も終息の兆しが見え始めたことで、今後は少しずつお客様と直接お会いできる機会が増えていくのではないでしょうか。弊社が毎年12月に行なっている「スキルアップセミナー」も2年連続でオンライン開催となりましたが、今後は会場とオンラインの同時開催など、対面とオンライン、それぞれのよさを活かしたものに代わっていくと予想しています。この2年で弊社もさまざまな変化や切り替えがありましたが、いずれにおいても前向きに取り組んでくれた社員のおかげで乗り越えることができたと感じています。コロナ禍による変化を悲観することなく、サロン様、社員、製品をこれまで以上に大切にしながら前に進んでいこうと思っています。そして、私個人としては、2021年に目標として掲げた「ドクターピュアラボハーブガーデン」を完成させ、そこで収穫したハーブの香りや成分を化粧品づくりに活かすという夢を実現できるよう……がんばります!

 

 

 

経営者としての思考、お見せします!

松永玲さんとは以前、産休に入った弊社スタッフの代わりにWebデザインをお願いしたことを機にお付き合いをさせていただいていますが、彼女の生き方、考え方にはいつも刺激を受けています。コロナ禍においても現状を悲観することなく、「時間ができたから」とホームページ制作の技術を学ぶためにスクールに通う。そのバイタリティには素直に「スゴイ!」と感銘を受けます。彼女の「自分の人生を大事にする」「自分を高めよう」という姿に触発され、私も「ハーブガーデンを作ろう」という意欲を一段と高めています。