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教育に注力し 、エステティシャンの未来を見据えた企業に

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ゆめづくり東北株式会社

代表取締役

楠本 文哉氏

 

 

Profile

東北エリア専門のエステサロンを2021年に創業し、現在はエステサロンとアイラッシュ、合わせて18店舗を展開。また、美容機器メーカー(株)b-modelsの代表、(一社)エステティックグランプリ実行委員なども兼任し、幅広く活躍中。

 

エステティックを外面も内面も美しくなれる場所に

設立から4年目を迎えた2024年は仙台と郡山を含めた8店舗を出店し、ようやく東北全県にサロンを構えることができました。来年も引き続き東北全県に出店を続け、社員数も倍にできたらと考えています。また弊社では、はじめてエステティシャンから女性副社長が誕生し、うまく機能し始めたことも大きなニュースでした。彼女が総店長を教育し、総店長が各店舗スタッフを教育するという形が整い、昨年掲げた「社員教育の一元化」が実現。さらに一定のキャリアを積むと独立したりメーカー業に転身したりするエステティシャンが多いなか、プレイヤーとして体力が落ち、現場を離れたとしてもエステティックや美容の仕事に携われるような体制の基盤もできたと感じています。

事業を拡大するにあたり、人材確保は重要な課題。競合サロンとの差別化やお客様満足度と売上の増加にはやはり人材教育が必須なので、社員の知識や技術に対する好奇心を刺激し、市場価値の高いエステティシャンを育てていくように注力しています。

 

教育の徹底が、選ばれるサロンに必要不可欠

エステティック業界の中で競り勝っていくためには、他サロンとの差別化が非常に重要です。私は差別化の根本は教育だと思っています。製品やメニューだけでなく、スタッフの知識や接客、おもてなしの心が他店より優れていれば、お客様から選ばれるはず。また、クリニックとの差別化も必須です。クリニックはマイナスをゼロにする場所であるのに対し、エステサロンはマイナスをゼロにしたうえで、体質改善や生活習慣までアドバイスできる場所。そこにフォーカスした教育を引き続きやっていきたいと考えています。

すべての技術ができ、お客様の悩みに最適かつトレンドも押さえたメニュー提案ができる、そんなエステティシャンを育てたいです。そのうえで社員の向上心をくすぐる制度も必要と考え、エステティックに関する資格を取得した際には手当を支給する予定です。技術大会などにも積極的に参加し、自ら東北を盛り上げてほしいですね。資格や受賞歴によって、エステティシャン自身に自信や誇りが備わってくれたらいいなと思います。

 

東北の女性を美しく、幸せにする美容機器メーカー直営サロン「スリムライン・スマイルライングループ」。 東北全県に痩身・脱毛などのエステサロン、アイラッシュサロンを展開。

 

 

【コラム】スタッフのための時間は倍に、感謝と感動を二倍にする共同経営
月の売上目標を達成した店舗には、福利厚生として「達成会」を実施しています。おいしい焼肉を楽しむ店舗もあれば、自宅でもんじゃ焼きを作ったり、家族とともにBBQを行なったりする店舗も。これらはスタッフ同士の連携によって成し遂げた成果を振り返る、貴重な機会となっています。全サロンの営業時間が一律で9時から18時、さらに店休日が設定されていることも、会を開催しやすい要因です。