現役エステティシャンの皆さんに仕事へのこだわりや日々の過ごし方をうかがう本誌の好評連載「Esthetician File」。

7月号は「美ボディメイクサロンonly one body」の桑田 里美さんが登場。

歯科衛生士の資格を取得し歯科医院に勤めていたが、愛用していた補正下着の会社から熱心なスカウトを受け、美容の道へと進む。ボディスタイリストとして15年間の勤務を経て、自宅でサロンを開業。現在は埼玉県所沢市で「美ボディメイクサロン only one body」を経営。

①エステサロンをオープンした経緯は？

もともと美容が好きで、エステサロンに通っているうちに、いつしか自分でサロンを開業できたらいいなと思うように。まずは自宅で知り合いに施術を行なうことから始め、紹介でだんだんとお客様が増えたことで、自宅とは別にサロンを構えました。より多くのお客様の、体型が変わって自信がついた姿を見ることができ、とてもやりがいを感じています。

②仕事に対するこだわりは？

とにかく“結果”です！　私自身もたくさんのサロンに通ってきましたが、なかにはあまり変化が感じられずにがっかりしたことも……。そこで、前職での知識と、これまでお客様側の立場で実感したさまざまなサロンのいいところを掛け合わせて、オリジナルメニューを考案しました。お客様には体型の変化を喜んでいただいていますが、さらに期待を超える結果を提供できるように、日々努力していきたいと思っています。

③サロンのウリは？

1人のお客様を2人がかりで施術する“フォーハンド”のオリジナリティでしょうか。歯科衛生士としての資格・経験を活かした、“口腔内×ボディ”という2方向からのアプローチをかなえる、珍しいエステティック施術です。舌・唇のマッサージや、ホワイトニングなどの口腔内ケアと同時に、頭からつま先までのボディマッサージを受けることで、文字通りの全身ケアが可能になります。

④あなたの強みは？

施術中はもちろん、それ以外のところでも常にお客様が喜ぶことを考え、一人ひとりに気を配っています。美容院では毎回散髪してくれる“担当者”がいますが、サロンで“担当者”と呼べるような人は意外といません。私は、心と体の悩みを気軽に相談できる“担当者”を目指し、施術中だけでなく、施術後にもお客様の様子に注意を払っています。そうすることで、モチベーションの上下や体の微妙な変化にも気付けるようになります。「元気がないときにサロンに行ったらスッキリした！」と思ってもらえるような、心身ともに満たされる居心地のいい空間を提供していきたいです。

⑤夢や目標は？

現在はエステティシャンの育成に力を入れています。生徒には、実際に施術をしてもらいながら力のかけ方やコツなどをアドバイスし、ていねいな指導を心がけています。“フォーハンド”を広め、結果出しにこだわるエステティシャンを増やしていきたいですね。また、ゆくゆくはサロンオーナーだけでなく、さまざまな美容のプロとのコラボも考えています。コラボをきっかけに、お客様の多種多様なリクエストに応えられるようなメニューを考案していきたいです。