エステティックコンテスト2018 結果発表！ 1位に吉本ほのかさん・西村彩和子さん
2018年10月16日（火）大田区産業プラザPiOにて、一般社団法人日本エステティック協会（東京都千代田区、理事長 久米健市）が主催する『第11回エステティックコンテスト』が開催された。
同コンテストは、エステティック技術・技能の向上を目的に、協会認定校の学生を対象とし開催。第11回目となる今回は、これまで実施していた地区大会を行なわず、本大会のみを実施し、全国の認定校から選抜された基礎部門35名・応用部門30名にくわえ、昨年の基礎部門上位入賞者5名の計70名が出場した。
■各学校の特性が見られた技術競技は見ごたえ十分！
競技は、フェイシャルとボディの基礎手技を行なう基本部門と、指定されたテーマに沿ってフェイシャルとボディの応用テクニックを行なう応用部門の2部門で、出場者は部門ごとに前半・後半の2回に分かれて技術を披露した。
おもに1年生を対象とした基礎部門では、ノーマル肌・普通体型を想定したトリートメントを行なうのだが、審査は、ベッドメイキングや用具セッティングの“事前準備”からスタートする。基本、同じ技術を習うことになっているが、ベッドメイキングは、シーツをテープで止める・透明クロスを敷くなどさまざまで、技術以外の部分において各学校の特性が見られた。
■フェイシャル技能は差が歴然!?
次にお迎えから始まり、クレンジング・マッサージ・仕上げのベーシックなフェイシャルを35分間行なう。基礎部門は軽擦・パッティングなどまさに基本となる技術を行なうため、ただ型をなぞっているのか、モデルの肌や体に合わせて筋肉やリンパにアプローチしているのか、手の流れやモデルの肌の状態を見れば技能の差がとてもわかりやすかった。特に、15分のボディマッサージでは、右脚全面のトリートメントのため、体重が上手く手に乗っていると、ダイナミックな動きになる。今回は地方大会を行なっていないこともあり、過去の大会に比べより技能に差が出ていたように思えた。
応用編は、モデル年齢40～50代を想定しエイジングケア施術を行なう。さらに、基礎にはない、マスク塗布と拭き取りが加わった42分間のフェイシャル技術を披露。エイジングケアとなると、顔のシワ・たるみケアが想定されるので、引き上げやより細かなケア技術が問われる。また、ボディに関しても腰背部で脂肪が付いている設定になっていたため、強めのアプローチが必要だったが、この辺りの技術（技能）にも大きな差が出ていたように思う。
審査員からの総評では「応用部門は、はじめはよいがだんだん顔が暗くなる…“私を見て！”と自信を持って技術を行なうことも大切」と表情へのアドバイスもあった。
■最終選考でも1位を取りたい！喜びの言葉でも意欲をみせた受賞者
厳選なる審査の結果、見事栄えある一位に輝いたのは、基礎部門 吉本ほのかさん（札幌ビューティーアート専門学校）、応用部門 西村彩和子さん（大阪ビューティーアート専門学校）。
応用部門1位の西村さんは、技能五輪最終選考への出場権が与えられることを受け「最終選考でも1位を取り、日本代表としてオリンピック（技能五輪）に出場したい」意欲を見せた。
1位受賞の2名
そのほかの結果は下記の通り。
＜ 第11回エステティックコンテスト 結果 ＞
【基本部門 入賞】
1位：吉本ほのか 札幌ビューティーアート専門学校(北海道)
2位：志賀優丘 京都医健専門学校(京都)
3位：下田奈桜 河原ビューティモード専門学校(愛媛)
入賞：秋山咲絵 専門学校穴吹ビューティカレッジ(香川)
入賞：槙田紗希 関西ビューティプロ専門学校(大阪)
入賞：劉錫英 クレド スパ＆エステティックスクール(福岡)
入賞：佐藤遊美 仙台ヘアメイク専門学校(宮城)
入賞：堀内彩花 東京総合美容専門学校(東京)
【基本部門 特別賞】
下田奈桜 河原ビューティモード専門学校(愛媛)
選考：協会名誉本部講師一同
藤田彩加 松本理容美容専門学校(長野)
選考：協会名誉本部講師一同
【応用部門 入賞】
1位：西村彩和子 大阪ビューティーアート専門学校(大阪)
2位：藤城妃華 関西ビューティプロ専門学校(大阪)
3位：小沼茉由 長野理容美容専門学校(長野)
入賞：滝沢瑠菜 長野理容美容専門学校(長野)
入賞：小澤小麦 東京総合美容専門学校(東京)
入賞：堀場紀美香 長野理容美容専門学校(長野)
入賞：石川葉月 松本理容美容専門学校(長野)
入賞：藤原麻衣 専門学校エステティックビューティー札幌(北海道)
【応用部門 サロン賞】
西村彩和子 大阪ビューティーアート専門学校(大阪)
選考：株式会社スリムビューティハウス 代表取締役 西坂才子氏
小池里恋 山野美容芸術短期大学(東京)
選考：株式会社芝山みよか美容室 代表取締役 小守谷えみよ氏
