「もうハンドだけじゃダメ」サクションカッター、ブラッシングカッター2機器を開発したサロン

その他 - 2018/02/17(土)

話題のミオドレナージを提供するソリデンテ南青山は、効果を高めるためにオリジナル美容機器を開発・導入しています。美容機器を併用するメリットについて、ソリデンテ南青山本院院長の藤田英里さんにうかがいました。

− − 藤田さんのサロンはハンドセラピーというイメージが強いのですが、美容機器が果たす役割はどんなものですか？

藤田さん（以下、敬称略）　ミオドレナージは理学療法をベースに、不調のあるところにアプローチし、健康で美しい体をつくることを目的としています。そのため、実際の施術ではハンドとマシンを併用し、それぞれの得意とする部分を活かし、効果を引き出していく、という感じです。

− − 具体的に「マシンが得意とする部分」とはどのような内容ですか？

藤田　ミオドレナージは、細胞のひとつひとつを覆い、全身でつながっている筋膜に注目した施術ですが、硬くなったり、ねじれた筋膜に対してはマシンでアプローチした方が高い効果が期待できます。細かな部分もケアできるので、ハンドセラピーを行なう前に、状態に合わせてマシンでしっかりと筋膜を整えています。ミオドレナージのコンセプトに合致することはもちろん、納得のいく効果を引き出してくれるものはないかと、これまでいろいろなマシンを試してきました。でも結局、性能はもちろん機能性やマシンの大きさ、そのすべてに満足できるマシンに出会えませんでした。そこで、自分たちが使いやすく、効果を実感できるオリジナルの美容マシンを開発しようと考えたのです。

− − オリジナルマシンの開発にあたり、もっともこだわられたのはどのような点でしょうか？

藤田　私どもの手技では、老廃物を排出することで筋肉内の脂肪やセルライトの環境を変え、筋肉が本来持つ力を引き出すことを目的としています。ですからマシンにおいても、しっかりと筋膜にアプローチする性能にはこだわり抜きました。理学療法士・作業療法士のフィジカルテクニックをマシンで体現し、さらに「誰でも」「簡単に」施術に取り入れられるよう、完成までは試行錯誤の連続でしたね。

− − 開発時は、特にどのような点に苦労されましたか？

藤田　性能や使い勝手など、実際にサロンで施術に使ってみることでわかることもありますから、試作品を何度もチェックし、ハンドピースの形状や操作パネル、出力調整など、細部まで何度も修正を入れました。忙しいなか、マシンメンテナンスに時間を取られないようにと、施術時に使用するオイルを集め、簡単に取り外して洗浄できるオイル受けを設置したり、ワゴンにのせたままスムーズに施術スペース内を移動できるよう、できる限りコンパクトな形状にするなど、施術を行なうスタッフからの意見・要望を取り入れ、使いやすさも追求しています。

− − お客様の反応はいかがですか？

藤田　施術後、肩や腰のハリやむくみがスッキリしたという声は多く寄せられます。またハンドセラピーの施術と合わせて大幅な痩身を実現した方もいらっしゃいます。また、ハンドでの施術はお客様によっては次の施術までにインターバルが必要ですが、マシンでの施術はその必要がないので、マシンでの施術を受けるためだけに来店される方も増えているように思います。

− − 今回発売が開始されたマシンの機能・特徴を教えてください。

藤田　『ミオドレブラッシングカッター』はＲＦによって体の内側を温めながら、突起の付いたハンドピースで効率的にマッサージし、ねじれた筋膜を正常な状態に戻すと同時にセルライトにもアプローチしていきます。この皮膚の表面だけでなく「体の内部まで温める」という施術も、マシンだからこそできる内容といえます。

またもう一方の『ミオドレセクションカッター』は筋膜と筋肉の癒着をはがすと同時にセルライト除去をめざします。吸引しながら施術を行なうので、最初は痛みを感じる方もいますが、数回施術を繰り返すことで痛みも軽くなっていくはずです。

− − 最後に、今後美容機器の導入をお考えのサロン様へのメッセージを。

藤田　ハンドでしかできないことも、ハンドだからこそのよさもありますが、ハンドだけではケアが難しいこともあります。それをマシンで補うことで、確かな結果へと導くことができます。技術を磨き、しっかりと結果の出る施術法を身に付けることももちろん大切ですが、マシンに頼ることで、よりお客様のニーズに合った施術がご提供できるのではないでしょうか。