ゆめづくり東北株式会社　代表取締役 楠本 文哉さん

中村氏とともにゆめづくり東北（株）の代表取締役を務める。また、“マシンを売らないメーカー”をコンセプトとした（株）b-modelsの代表、（一社）エステティックグランプリ実行委員としても活動。

先端×高い専門性で東北の美容をリード！
変化に強い人材育成で一生輝ける職場へ

中村代表（以下敬称略）　弊社は社員が誇りを持ち安心して働き続けられる職場づくりにより、「東北のエステティシャンを日本で一番幸せにする」ことを目指しています。さらに、最新トレンドを取り入れつつ独自のサービスを開発するなど、先を見据えた挑戦を続けています。
楠本代表（以下敬称略）　近年、東北においても従来の価格重視の傾向から、より本質的な価値が求められる変化を感じています。美容メニューにも期限があり、人気の施術ほどすぐに広まり、差別化が難しくなるもの。そこで弊社は「何でもできる」サロンではなく、専門性の高い「集客できるブランドを育てる」ことに注力しています。
中村　スタッフに求めるレベルは上がりますが、報酬水準も高まります。こうして東北のエステティシャンが十分な収入を得つつ、エステティックを生涯の仕事にできるビジネスモデルを確立しています。
楠本　要になるのは人材育成、エステサロンは人がすべて。変化に対応しながら成長できるよう、企業として可能な限りのサポートを提供しています。社員にはぜひ最大限の力を発揮してほしいです。
中村　その前提として、お互いを必要とし合える風土づくりも欠かせません。弊社では毎朝夕にスタッフ全員で笑顔の写真を撮ってグループLINEで共有する「スマイル写メ」や、売上達成時の特別休暇付与など、支え合いながら高みを目指す取り組みを数多く実施しています。
楠本　一つの施策で文化は生まれません。経営者からスタッフまで、灯りのリレーのように日々の想いや感謝を積み重ねていく。そのような場づくりを続けてこそ、強い組織が育つと信じています。 

Topics of 2025

Point1
東北6県へ展開し、さらなる認知拡大へ
東北ナンバーワンサロンを目指して前進

　2024年11月に東北全6県への出店を達成。その実績を土台に、東北でのブランド価値向上と働きやすい職場づくりに注力しています。「創業時に掲げた東北全県出店の夢をかなえ、2025年は新たな成長と挑戦の年となりました。年末には10号店出店を達成し、社員数・店舗数ともに東北ナンバーワンが現実味を帯びてきたと感じています」（楠本）。「各地域で積み重ねてきた信頼、そして技術とサービスの総合力があるからこそ、仙台など競争の激しいエリアにも自信を持って挑戦できています。今後も東北エリアでの出店を加速していきます」（中村）。

Point2
エステティック業界・東北初のホワイト企業認定
社員が誇れる職場と安心の働き方が正式に評価

　2025年8月、東北の企業およびエステティック業界として初めて「ホワイト企業認定ゴールド」を獲得。完全週休2日制・9〜18時勤務・月給25万円以上といった働きやすい環境づくりやキャリアステップの明確化による成長支援などが高く評価されました。「家族や友人に自慢できる会社にしたいという想いが、認定取得という形で証明されて本当にうれしく思います」（楠本）。「認定後は、求人に対して月150人もの応募をいただいています。この評価を背景に、安心して応募したくなる会社づくりと誇りを持てるマネジメントを継続したいです」（中村）。

Point3
韓国肌管理ブランド展開で差別化を促進
トレンドを先取りし、東北に新しい体験を

　新メニューの“寿命”を意識し、韓国の美容トレンドや都心の流行を積極的に導入。さらにグループ企業で韓国肌管理ブランドや肌診断機などのオリジナル商材を開発するなど、先端の価値を提供し続けています。「新しいメニューもすぐに広がり、陳腐化する時代です。私たちは専門性の深化とメニューの差別化を両輪として成長を目指します」（中村）。「エステサロンならではの新しいメニューを追求するとともに、お客様や社員から“ここに通いたい・働きたい”と思われる、信頼性の高いブランドづくりを今後も実践していきます」（楠本）。

Next Stage
2026年、さらなる高みを目指して次なるステージへ